週末には多くの人が訪れる千葉有数の観光地・鋸山には、なかなか本格的なハイキングルートがあり、登山も楽しめることをご存知でしょうか?
低い山でありながら、広大で、見所満載な鋸山。
今回は、普段とちょっと違う裏口ルートから登ってみました。
鋸山とは
房総半島南部にある山。標高はたったの329m、関東百名山・日本百低山・房州低名山。
登山、またはロープ―ウェーで登っていくと、日本寺の入口があり、境内の中に有名な地獄のぞき、大仏、展望台などがあります。
登山道は美しく、眺望は素晴らしく、観光スポットも充実した、ハイキングにはちょうどいい山だと思います。
【表側からの登山ルート】
登山マップによると、登山ルートは5つ。ちなみに最もメジャーなのは「関東ふれあいの道コース(道が整備)」と「車力道コース(もうちょっと登山ぽい)」で両方とも片道1時間くらい。
でも実は、第6のコースがあるのです!!その名も裏鋸コース。
裏鋸コース
通常のフェリー乗り場側ではなく、保田駅辺りから出発します。
登山マップにさえ載せてもらえないちょっとマイナーコースですが、私たちは1日かけて登りたかったのと、混雑を避けたかったので、このコースを選択しました。
ご覧のとおり、長いです。
所要時間は4.5時間(日本寺の参拝+休憩含む)です。
登山道は、端的に言えば森の中をひたすら歩く感じ。舗装されてはいませんが、悪路ではないので、スニーカーでもOKです。
駐車場
フェリー乗り場やロープ―ウェー側にはいくつか無料駐車場がありますが、保田駅周辺には無料駐車場はありません。近くのコインパーキングに泊めるのが良いと思います。
持ち物
特別なものは特にありませんが、軽食と、水分は多めに持って行きましょう。道のりは長いです。
虫よけスプレーもあれば◎。
さて、準備が終わったらいよいよ出発~!
ちなみに、保田駅から海まではたったの3分!
ということで、ぜひとも海抜0mからの登山をしちゃいましょう。
(意味はないですが、気持ち的な問題)
登山口(林道口)まで
保田駅から林道口までは定期的に道しるべがあり、迷いません。
ただ、林道口にたどり着くまでが長いと言っておきますよ ^^♪
なにせ、林道口までの道のりが頂上までの道のりの半分を占めています。。
でも、いい感じの小道があったり、鋸山ダムがあったり、意外と飽きずに林道口に到着します。
この日は日曜だというのに、誰にも会いませんでした。さすが裏鋸ルート。
誰もいないので自分のペースで好きに歩けるし、歌いながら歩いても変な目で見られません!
林道口までは、約1時間です。
林道口から頂上、展望台、日本寺入口まで
林道口からは表側ルートの林道コースと、「東の肩」からは沢コースと合流です。ただ、沢コースは上級者向け、林道コースも地味であまり選ばれないルートなため(すみません)、ほとんど人がいません。
登山道はトトロみたいなこんな道も多いです。
ここが頂上。意外と地味で頂上感があまりありませんが、頂上です。
林道口から頂上まで約1時間です。
ここはさらっと通って展望台に向かいます。
この辺りから、他のルートを登ってきた登山客と会うことが多くなります。
東京湾を望む展望台。おーっ!
ランチ休憩にはいい眺めです。しかし日差しを遮るものがなく、5月後半でも暑い!
あとトンビにお弁当を狙われるという噂もあります。
石切り場跡。迫力あり。
さらに進むと、、
地獄のぞきが見えます。ここまで来たらあと少し!
あとは急な階段を登るだけです。
日本寺を参拝
ここからはロープ―ウェー組とも合流。非常に混雑します。ちなみに日本寺を参拝せずに、下山するルートもありますよ。
参拝料600円を支払い、中へ。
皆さんのお目当てはやっぱりこちら。
地獄のぞき
地獄のぞきから下を見下ろすこんな感じ。おぉ~!
しかし、やはりここは千葉。もちろん行列があります。20分くらい並びましたよ。
展望台から見える眺望は素晴らしいです。
そして、
百尺観音
日本寺大仏
さて、あとは日本寺境内を抜けて下るだけ♪
お疲れ様でした。
アクセス
裏鋸ルートで登る場合は、すでに書いた通りですが、保田駅周辺のコインパーキングに駐車、またはJR内房線の保田駅下車です。
表側からの場合は、浜金谷駅周辺の駐車場、ロープ―ウェーの駐車場、日本寺まで車で行き無料駐車場を使うなどの選択肢があります。
おわりに
どうでしたか?鋸山の裏ルート。
鋸山に行ったことはあっても、裏側からは登ったことは無い方も多いのではないでしょうか。
ちょっと地味ですが、静かでいいルートです。
気軽にな距離で本格登山を楽しみたくなったら。ぜひお試しあれ。