こんにちは、りあです。
京都は見どころがありすぎて困るくらいですが、その中でも私は洛北エリアが好きです。
中心部から離れているので、美しい山と自然に囲まれ、喧噪からも無縁なところにあります。
今日は、洛北・大原にある三千院と寂光院という二つのお寺を紹介します。
共通するのは「静寂」。
苔に覆われた庭園を前にすると、自然と静かな気分で自分を見つめ直していることに気が付いたりします。
三千院
三千院は、京都駅からバスで約1時間ほど離れた「大原」という所にあります。
そもそも大原という場所は、古くから出家や隠遁の場所とされていたんですって。
周りを山に囲まれた静かで穏やかなところです。
昔の歌で恋に疲れた女の人が三千院を訪れた歌があるそうですが、うん、確かにそんな感じの所かも。
このときは、菜の花が満開でした。
バス停からは600m、徒歩10分です。
案内に従っていけばいいので、簡単です。
三千院の参道はこんな感じ。呂川沿いの気持ちがいい道。
お土産屋さん、お茶屋さん、お食事処が並び、飽きません。
山門までお店が連なります。
参拝後のご飯は何にしようかな~?と考えながら^^
市内に比べて、ちょっと時期が遅い三千院の桜。
市内は終わってしまった桜ですが、ここはまだきれいに咲いてました。
参拝受付して、客殿に上がります。
三千院の一番の見どころは、何といってもお庭の美しさですねぇ。
こちらは、客殿の庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」です。
縁側で抹茶を頂きながら、ただ庭園を眺めているだけで心が休まりますね。
こちらが、宸殿(しんでん)をバックに撮ったもう一つのお庭、有清園(ゆうせいえん)です。
苔の緑の中に、杉がまっすぐに立つ光景が美しいです。
往生極楽院。本堂です。
ご本尊は、国宝の薬師如来さまが祀られています。
往生極楽院の奥の庭。
こちらには、三千院のシンボル「わらべ地蔵」がいらっしゃるので、見逃さないでくださいね♪
かわいらしい・・・♡
ここにも!どこにいるか分かりますか?
ここでーす!
わらべ地蔵は全部で6体いらっしゃるんだとか。
全部探してみてください^^
<三千院>
所在地:京都市左京区大原来迎院町540
参拝時間:
3月~12月7日 8:30~17:00 (閉門17:30)
12月8日~2月 9:00~16:30 (閉門17:00) ※年中無休
参拝料:大人 700円、 中高校生 400円、小学生 150円
アクセス:
■ 京都駅からバスで
JR京都駅から京都バス17系統に乗車し約1時間、終点「大原」バス停より徒歩10分
■ 京都駅から電車+バスで
鉄京都駅から地下鉄で「国際会館駅」へ、京都バス19系統に乗車し約20分、終点「大原」バス停より徒歩10分
■ 車で
参拝者専用の駐車場はないため、近隣の民間駐車場を利用
※「大原」行きのバスは本数が少なく、大変混み合うことが多いです。
京都駅からバスに乗る場合は、満員の中1時間立ちっぱなしになることもあるので、混雑時は電車→バスのルートの方がいいかも。
寂光院
さて、三千院の近くに寂光院というお寺があります。 三千院からは1.7km、大原のバス停からは1.2kmの距離です。
小さいけれど、静かで風情のあるお寺。
聖徳太子によって開かれたと言われ、平清盛の娘・建礼門院が隠棲した平家ゆかりの地としても知られています。
寂光院へ向かうまでにも、のどかな田舎の景色と、 素敵なお茶屋さんやお土産屋さんめぐりが楽しめます。
寂光院までの参道。景色が美しく、とても気持ちがいい道です。
寂光院へは石段を少しだけ上ります。
本堂です。
ご本尊は六万体地蔵尊菩薩(ろくまんたいじぞうそんぼさつ)さま。
寂光院にも美しい庭園があります。
建礼門院が晩年住んだと言われる御庵室跡。
栄華を極めた平家の女性が住むには、あまりにも質素なつくりだったそうです。
<寂光院>
所在地:京都市左京区大原草生町676
参拝時間:
3月~11月 9:00~17:00
12月~ 2月 9:00~16:30 (1月1日~3日は10:00~16:00) 年中無休
拝観料:高校生以上600円、中学生350円、小学生100円
おわりに
いかがでしたか?京都洛北・大原三千院から寂光院をめぐるコース。
京都の中心部の華やかさとは全然違う雰囲気があります。
悩み事があるとき、自分を振り返りたいとき、一人旅にはいい場所でした。静けさに癒されることってあるのだなぁと思います。
昔の人も、一人になりたいときにここに来たのだなぁと思いを馳せながら。
洛北エリアの貴船神社、鞍馬寺もとってもおすすめです。
ぜひ合わせてどうぞ♡
★ 貴船神社 ★
★ 鞍馬寺 ★