こんにちは、りあです!
今日は「アンに聞く」シリーズ最終回です(アンはしばらくうちに泊まっているフランス人でもうすぐ帰国予定)。
アンは半年間日本で暮らして日本のことが大好きなのですが、日本の恋愛スタイルだけはどうも理解できない様子。
日本人は「恋愛に興味がない」という人もいますが、フランスでは全くありえないことだそうです。
フランスの恋愛事情は日本とだいぶ異なるようなので、今日はフランス式の恋愛についてまとめてみました。
フランスの恋愛事情
なんと、フランス語には「デート」という言葉がないそうです。では何と言うかと言うと、「出かける」とか「会う」と言うらしい。。
「今日〇〇くんと会うんだ~」みたいな。
そもそも「デート」という概念がないのだそうです。
まるで友達に会に行くみたいですが、彼女たちにとって、その後の進展を期待して「デート」するっていうことはあまりないようです。
会っているうちにお互いに惹かれたら自然にキス。みたいな。
ちなみに、万が一相手にキスを拒まれたところで、さほどの落ち込みはなく「この人は縁がなかったんだな。じゃあ次に行こう」と思うのだとか。
日本のよーく相手を見極めた後で一世一代の告白をして、成功したら真剣交際スタートというスタイルとは全然違いますよね。万が一フラれたら、ダメージは相当のものです。
日本はこうなんだよ、とアンに説明したら「付き合うっていうのがそんなに大ごとなんじゃ、躊躇する人がいるのも分かるな~」と言っていました。
フランスでは「付き合う」というのが別に特別なことではなく、ご飯を食べるくらいに普通のことなんですね。
ちなみに、フランス人にとって恋愛がいかに普通のことか分かるエピソードがこちら。
アンが通っていた学校では、何人かの男女の仲良しグループがあったそうですが、数ヶ月おきにグループ内のカップルが椅子取りゲームみたいに入れ替わっていたんだそうです!
結婚しても基本的な恋愛観は変わらず、離婚率も高いフランスなので、前はあの人の奥さんだった人が今はこの人の奥さん・・・。逆も然り。みたいなことがよくあるそうです。そしてさほどの気まずさもないという・・・。
日本だと考えられませんね。
日本みたいに意を決して真剣な恋人関係を始めるのではなく、最初は直観的にカジュアルに付き合って色んな人を見た結果、最後にはこの人と決めた人を選ぶというトライ&エラーな恋愛観のようです。
フランスでモテるタイプ
気になるのが、フランスではどんなタイプがモテるのかということ。
アンに聞いてみたら、「モテる特定のタイプというのはあまりない」ということでした。
なぜなら、フランスは他民族国家で、人々のバックグラウンドが本当に様々だから。
白人はもちろん、アフリカ系、アジア系、アラブ系、多種多様な人が住むフランス。キリスト教、イスラム教、無宗教など、宗教的にもいろいろ。
価値観も多種多様なのだそうですよ。
つまり、「こういう人がモテる」という固定概念みたいなのはなく、その人の個性とか人柄で勝負ってことですね。
でも、「モテるタイプは特にない」では身も蓋もないですから、「ざっくり言うと?」と聞いてみました。
というわけで以下の内容は、ざっくりと参考にしてください。
男女共通
ファッションの国、フランス。
フランス人は「ファッションは人間性を表す」と考えていて、男女ともファッションをとても大切しているんだそうです。
決して派手な方がいいというわけではなく、シンプルな服装でも何か一つ自分らしさを表すキラリと光るポイントがあればいいようです。
女性はメイクにも手を抜けないとか。おしゃれな国ですね~。
女性
フランスで一般的にモテる女性というのは、
・社交的な人
・女性として経済的、精神的に自立している人
・自分の意見を持っていてはっきりと言える人(ただし強すぎるのはNG)
社交的な女性が人気というのは、日本でも同じことですよね。
また、「自立している」「意見をはっきり言う」はフランス人女性にとって当然のことです。
フランス人に限らずだと思いますが、欧米男性は「彼氏一筋」よりも自分の生活を楽しんでいる女性が好きです。
フランスでも、彼氏がいたり家庭があっても、友人や同僚との時間も同じように大切にし、恋人や家族と夕食を別々にとることも多いんだとか。
彼にひたすら尽くし、家で彼の帰りをじっと待っているような女性はあまり受け入れられないようです。
男性
フランスで一般的にモテる男性は、
・背が高くて筋肉質
・さりげなく女性のことを気にかけてくれる人
・愛の言葉は女性にとって重要
女性は女性らしく、男性は男性らしくという文化のフランス。やはり男性はいざという時に女性を守れるよう、体格がいい人が好まれるようです。
そしてお互い自立した生活をしながらも、やっぱり彼には気にかけてほしいと思うのは女心ですよね。
またフランスらしいと思うのが、「愛の言葉」。
わざとらしく多用するのではなくて、日常会話の中で相手への思いを言葉にして表すんだそうです。
「言葉にしなくても分かるでしょ」というのはダメということですね。日本人男性には苦手分野だと思いますが、もしもフランス人の彼女がほしい場合はロマンチックな雰囲気づくりに努めてみてください^^
おわりに
どうでしたか?フランスの恋愛事情。
日本と違うところも多くて面白いですね。
ただ、やはり大事なのはその人の人柄や相手との相性というのは万国共通。
国や文化というよりもお互いが心地いい状態であるというのが一番大切ですね!
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