試行錯誤な旅人生

放浪の旅から帰国した30代女。旅を続けていきたい人生と現実問題の間で、たまーに悩んで試行錯誤しながら前進(?)中。

【フリーランス翻訳】翻訳会社と単価交渉に一応成功したよ。単価もぶっちゃけます。

 

こんにちは、りあです!

フリーランス翻訳者にとって絶対に避けて通れないのが、クライアントとの単価交渉ですよね。

私はかれこれ3年くらい、副業フリーランスとして医薬翻訳の仕事を受けています。

登録している会社のうち、単価が固定されているクライアントは国内大手の翻訳会社1社だけで、今までに2回単価交渉しました。

2回とも一応単価は上げてもらったのですが、なんとなくモヤモヤが残る結果ではありました。

単価を明かさない翻訳者さんも多いですが、今回は元々の単価がいくらで、いくら上げてもらったかということも公開してお話ししたいと思います。

 

 

登録時の単価

他の翻訳者さんの単価がどれくらいなのか、気になりますよね?

私は、翻訳未経験で、英⇒日が7.1円/word、日⇒英が5円/文字からのスタートでした。

安いですよね!?安いけど、これが現実ではないかと思います。どの翻訳会社もだいたい同じようなものだったので、この単価が相場と比べてすごい安いとは思わないです。

みんなが口をそろえて言う通り、翻訳の単価は安い。納得できないけど。

なので、自分で単価を上げる努力をすることが大事です。

その1つがクライアントとの単価交渉だと思います。

 

1度目の単価交渉

1度目の単価交渉のタイミングは、仕事をし始めて1年半くらい経った頃でした。

副業だったので、あまり大ボリュームの仕事を受けられない負い目はあったものの、頑張って翻訳した対価が低すぎて辛かったこと、それなり仕事量をコンスタントにこなしていたので翻訳会社さんからの評価は良好なのだろうと思って交渉に踏み切りました。

初めての交渉だったので、勝手がよく分からず、どれくらい上げてもらえるものなのかよく分からなかったので、英日、日英ともに50%UPを要望しました。今思うとかなり無謀です(笑)

案の定、この要望はあっさり拒否されたのですが、英⇒日8.1円/word、日⇒英5.5円/文字まで上げてもらえました。

上げ幅は、英⇒日は14%、日⇒英は10%でまずまずではないかと思います。

 

2度目の単価交渉

2度目の単価交渉のタイミングは、1度目の単価交渉のちょうど1年後でした。

1度目の経験から学んで、20%UPの要望に留めておきました。

結果は、また却下となりましたが、英⇒日8.5円/word、日⇒英5.7円/文字には上げてもらえました。

上げ幅は、英⇒日は4.9%、日⇒英は3.6%で、ほんの気持ち程度って感じですね。

 

時給換算するといくら?

単価は〇〇円だけど、時給換算するといくらなのよ?って気になりますよね。

結局大事なのはそこですからね。

これは案件の難易度や、翻訳者の力量によって全然違いますよね。

あくまで私の場合なのですが、今の単価(英⇒日8.5円/word、日⇒英5.7円/文字)だと、だいたい時給は2500~2800円くらいになることが多いです。

調べものが多い難しい案件では2000円を切ることもあります。そういう案件はもう受けないようにしています。

翻訳以外の仕事は、最低時給を3000円に設定しているので、翻訳の仕事は最低時給に達していないです・・・。

だからと言って、翻訳は私にとって仕事の大事な選択肢なので、簡単には辞められません。どうすれば単価(または時給)を上げられるか、思案中です。

 

単価交渉のときに気を付けること

これは、クライアントである翻訳会社の性格によって違うのではないかと思います。

私のクライアントのように大手の翻訳会社だと、翻訳者からの単価改訂の依頼はしょっちゅう来るでしょうから、対応にも慣れていると思います。

他の翻訳者さんのブログを見ると、「単価上げを断られた場合は関係を絶つ覚悟で」とか「あまり高い金額を言うと仕事が来なくなる」とか書かれている方もいらっしゃいますが、これは大手の翻訳会社には当てはまらないと思います。

私の場合、こちらからはかなり高い金額を言ってみたのですが、あっさり断られた後、これならいいよという金額を提示されました。

翻訳会社としても、登録翻訳者に辞められるのは困るでしょうから、あまり失礼な言い方をしなければ、高い金額を言っただけで仕事が来なくなることはないでしょう・・・と思います。

翻訳会社と翻訳者は対等ですから、自分の希望する金額をはっきり言うのが良いのではと思います。

 

単価交渉をしてみての感想

私の場合1社しか経験がないのですが、2回の単価交渉を通して思った感想は「劇的に単価を上げてもらえることはない」というものです。

ベテランの翻訳者さんにも聞いてみたことがあるのですが、単価を上げるには新たにクライアントを開拓していくのが近道である!とのことでした。1社と2回の単価交渉を経た今となっては、私もそう思います。

今は副業ですが、いずれフリーランスとして独立したときは、海外の翻訳会社にも登録してみたいな~と思います。

翻訳者によっても、翻訳会社によっても、事情は異なると思うので、他のケースも聞いてみたいな。