こんにちは、りあです!
私は海外旅行が好きでよく行くんですが、外から見ると改めて、日本ってやっぱり独特な国だよな~と感じます。
で、思いました。
ユニークな国だから、世界で一番なこともいろいろあるんじゃないか?
というわけで、調べてみました。
日本が“世界一”なこと、良くも悪くもいっぱいありました。
1.日本語は世界一難しい言語
どうやら英語圏の人にとって、日本語が一番難しい言語であるらしい件。
アメリカのForeign Service Institute(外務職員に外国語を身に付けさせるための語学研修機関)が、英語圏における言語の習得難易度を調査、世界中の主要言語を5つの難易度(カテゴリー1~5、カテゴリー5が一番難しい)でカテゴリー分けしました。
このリストによれば、英語圏の人にとって一番学びやすいカテゴリー1の言語は、フランス語、スペイン語などヨーロッパの言語。これは納得。
では、日本語は・・・?
最難関のカテゴリー5に分類されてました。
これは、現地で学んでも習得に88週間(1年半)かかる難易度らしいです。
他のカテゴリー5の言語には、アラビア語、中国語(北京語、広東語)、韓国語があります。たしかに英語圏の人にとっては、アジア・中東の言葉は難しいでしょう。
しかし日本語のみ注釈つき。「通常、同じカテゴリーの他の言語よりも難しい」
うーん。漢字とか尊敬語とか謙譲語とか、日本人でも難しいしなぁ。
このリストに含まれていない言語もありますが、英語圏の人にとって日本語は最も難しい言語の一つであることは間違いなさそうです。
参考:European Language Map Reveals the Hardest Language to Learn
2.日本人は世界最低レベルに寝てない
心拍計等の開発・販売を行うポラール・エレクトロ・ジャパンはある製品ユーザー600万人のデータを分析。
主要28ヶ国の平均睡眠時間をランキングにしました。
その結果がこちら。
一番睡眠時間は長いのはフィンランドで、男性:7時間24分、女性:7時間45分。
比べて日本人は、男性:6時間30分、女性:6時間40分と、男女ともに主要28ヶ国の中で最低。フィンランドに比べると、1時間近く違います。
入眠時間は男女ともに0時半近いんですねぇ。
原因はやはり仕事時間+通勤時間が長いことでしょうか。家事、育児などもあるでしょう。
しかし、眠る時間が少ないと仕事の効率が下がりますし、なにより健康に良くないです。
できるだけ睡眠時間を確保するように努力したいですね。
参考:ポラール・エレクトロ・ジャパン株式会社のプレスリリース
3.有給取得率がワースト1位
旅行サイトのエクスペディア・ジャパンが有給休暇の国際比較調査を実施。
世界30ヶ国18歳以上の有職者男女計15,081名を対象とした2017年の調査結果を発表しました。
その結果がこちら。
予想できる結果ではありますが、やっぱり日本がワースト1位ですね。
有給取得率が100%の国も多い中、日本はたったの50%!
ということは、残りの50%分は出社して、タダ働きをしているということですよね!?
ちなみに、エクスペディアの調査によると、「有給取得に罪悪感を感じる」「上司が有給を取ることに協力的か分からない」「休暇中でも一日中仕事のメールを見てしまう」「休暇の取り方:短い休暇を複数回」という人の割合は1位だそうです。
完全に働きすぎですね・・・。
個人的には、ありえないんですがね。。
政府は働き方改革と言っていても、現場はいきなり体制を変えるのは難しそうです。
みなさん、有給ちゃんと取ってますか?
参考:https://welove.expedia.co.jp/press/31575/
4.性生活満足度がワースト1位
日本ではセックスレスが問題になってますね。
2005年という古いデータですが、Durex社が行った調査ではセックスの頻度が41ヶ国中最下位という結果もあります。
アダルトグッズの販売を行うTENGAが2018年に18ヶ国、18歳~74歳の13,039人を対象に行ったグローバルな調査では、性生活満足度も最下位という結果に・・・。
「パートナーとの感情的なつながり」「性的ニーズに対するパートナーからの配慮」「性交の質」などの満足度が50%以下だそう。
浮気や不倫が増えるのもうなずけますね~。
こういうのも、睡眠時間や有給取得率が少ないのと関連して、結局日本人は忙しすぎってことなんでしょうか?少子化にも影響ありそう。
夫婦にはいろんな形があるとは言え、ちょっと寂しい結果ですね。
5.ミシュラン三ツ星レストランの数が世界一
今や世界に誇る和食文化ですが、実はミシュラン三ツ星レストランの数が世界で一番多い(2017年)のは日本だって知ってました?
ちなみに、2018年に世界で一番ミシュランの星を獲得したレストランが多い都市は東京だそうです。
日本人の食へのこだわりは相当のものだということですね。
2位のフランスとは星一つの差なので、とても僅差ですね。
ミシュランの星の数全体としてはフランスの方が圧倒的に多いんです。
まぁミシュランはフランスの会社ですしね。
ともかく、自分の国の食文化を世界に認めてもらえるというのは嬉しいものですよね!
ミシュランレストランなんぞには行く機会が全くない私ですら、誇らしい気分になりました^^
参考:Chart: The Top Countries For Michelin 3-Star Restaurants | Statista
6.ビットコイン保有率が世界一
2017年に価格が爆発的に高騰したことで、一躍有名になったビットコイン。
実は、ビットコインの保有率が世界一高いのは、少なくても2018年3月時点では日本人だそうですよ。
ドイツの世界市場調査会社・ダリアリサーチが、世界で最も仮想通貨のマーケットが大きい8ヶ国で、インターネットを使用する29,000人以上を対象として行った調査の結果を発表しました。
8ヶ国のビットコイン保有率の平均が7%であるのに対し、日本はなんと11%の人がビットコインを保有しているそう。
ちなみに、ダリアリサーチの結果によれば、ビットコインについての基本的な知識を持っている人は60%で、こちらも1位でした。
そしてもう一つ興味深いデータが。
「現在ビットコインを所有していなくて、6ヶ月以内に購入を考えている人」の割合が日本はたった3%で下から2番目。
ちなみに、ビットコインの理解度ナンバー2の韓国は、2%で最低。
ビットコインを理解している国ほど購入したくないというのは、何とも面白い結果ですね。
2018年にいろいろあったゴタゴタの影響でしょうか。。
参考:How many people actually own cryptocurrency? – daliaresearch – Medium
7.ビザなしで行ける国の数が世界一
イギリスのコンサルティング会社・Henley&Partnersが毎年発表するパスポート指数。
これによると、ビザなしで行ける国が一番多い世界最強パスポートは日本なのです(2018年)。
2位にシンガポール、3位にフランス、ドイツ、韓国が続きます。
2017年までは長年1位だったドイツを追い抜きました。
日本のパスポートを持っていれば、ビザなしまたは到着時のビザ取得(アライバルビザ)で入国可能な国は、なんと190ヶ国!
日本が信用されている証ですね。
これは、当たり前のことじゃないですよ。
東南アジアのある国出身で、ヨーロッパに恋人がいたのに、何度申請してもビザが下りず、泣く泣く破局した友人を知っています。。
国に信用がなければ、個人の経済状況など見られます。
無条件でたくさんの国に渡航できるのは、本当に恵まれていることです。
参考:Henley Passport Index - Wikipedia
8.世界で最も安全な都市は東京
イギリスの経済紙・エコノミストが 毎年発表する世界の安全な都市ランキング。
世界の主要な60都市を対象に、サイバーセキュリティ、健康面、インフラ、個人の安全についての49項目について分析、ランキング化しています。
2017年の結果では、東京が栄えある第1位を獲得しました ✦✦
ちなみに、第3位は大阪です。
日本の二大都市が第1位と3位とは!
私も海外に行くと日本ほど安全な国はそうそうないと感じます。
やっぱり、何と言っても安全で安心して暮らせることが一番大切ですよね。
電車で寝てても何も盗まれない国、落とし物が戻ってくる国、女性が夜一人で歩いていても安全な国。
いつまでもそうであってほしいです。
参考:The Safe Cities Index 2017 | Safe Cities 2017
9.食品添加物の種類が世界一!?
食品添加物はコンビニのお弁当をはじめ、ありとあらゆる加工食品、お菓子類、飲み物類、さらにはカット野菜にまで、添加物が入っていない食品を探す方が難しいこの時代。
日本ではどれくらいの添加物が使われているでしょうか?
日本で許可されている食品添加物の一覧は、厚労省のホームページで見ることができます。
指定添加物455種類、既存添加物365種類、天然香料613種類、一般飲食物添加物106種類の合計1539種類でした。
では他国はどうでしょう?
アメリカで許可されている添加物のリストは、Goverment Publishing Officeのホームページで見ることでできます。
量が多すぎて自分では数えてないんですが、、Part 172、173に載っている食品添加物は約600種類とのこと。またPart 184のGenerally Recognized As Safe (GRAS)に載っている添加物が約200種類。
というわけで、合計約800種類が許可されています。
ではEUは?
E番号 - Wikipediaによると、EU認可の添加物は316種類でした。
ただし、日本では添加物に分類されるような香料や酵素などは含まれていないんだそうです。
また、国によって個別に許可されている添加物も数に含まれていません。
食品添加物というのは、各国で決まりが違うので一概に比べるのは難しいです。とは言え、なかなかの数ですよ。
日本の食品添加物のルールは厳しいと言いますが、いくら厚労省が認めても、人体に害があるかないかは今すぐには分からないでしょう。
もはや避けることが不可能となった食品添加物ですが、ほどほどにしといた方が良さそうです。。
10.ゴミ焼却施設の数が世界一
2016年の時点では、日本にあるゴミ焼却場の数はなんと1120!
世界の焼却場の7割は日本にあると言われるほど、ダントツの数です。
ちょっと古いデータになりますが、 2008年の各国のデータはこのような感じ。
日本の焼却施設の数も減少傾向にあります。
こちらは、OECD加盟国の中で、それぞれの国がゴミを焼却処分している割合。
日本は約8割でこちらもダントツですね。
Municipal waste, Generation and Treatment
何でこんなことになっているかと言うと、日本は狭くて埋め立てる土地がないから!
でもゴミを焼却すれば、ダイオキシンや温室効果ガスの排出につながるし、最終処分場の問題もあります。
解決策は、ゴミは減らすしかないです。
エコバックを持参したり、割りばしを使うのをやめたり。小さいけれどできることはたくさんあるはず。
まずは一人ひとりの心がけから始めていきましょう。
おわりに
いかがでしたか?
意外と知らない、日本が“世界一”なこと10選を紹介しました。
皆さんが知らないこともいくつかあったんじゃないでしょうか?
厳密には世界一じゃない!というご意見もあるかもしれませんが、ご愛敬ということでお許しくださいませ ^^
この記事が、ちょっとだけ日本のことを良く知る機会になったら幸いです。
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