試行錯誤な旅人生

放浪の旅から帰国した30代女。旅を続けていきたい人生と現実問題の間で、たまーに悩んで試行錯誤しながら前進(?)中。

意外と知らない、日本が世界で“トップレベル”なこと10選

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こんにちは、りあです!

先日、こんな事も!?意外と知らない、日本が“世界一”なこと10選 という記事を書いたんですが、書いているときに、日本が世界一とまではいかなくても2位とか3位とか、世界トップレベルなことが意外といっぱいあることに気づきました。

というわけで今回は、良くも悪くも、日本が世界で“トップレベル”なことを10個紹介したいと思います。

 

 

1.マクドナルドの数が世界2位

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今や世界120ヶ国、35,000以上の店舗数を誇るマクドナルドですが、実は日本にあるマクドナルドの数はアメリカに次いで世界2位なんです。

マクドナルド店舗数のランキング10位までを見てみましょう^^

 

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1位のアメリカは桁違いなんですが、日本のこの狭い国土に、中国以上のマクドナルドがあるなんて・・・。

実際、日本のマクドナルドは飽和状態で、店舗数は減少傾向にあります。

 

ちなみに、マクドナルドが無い国も気になりませんか?

いくつか例を挙げると、例えば北朝鮮。アジアの他の国では、ネパールやベトナムなど。アフリカの多くの国にも無いですね。他にアイスランド、ボリビアなど。

ちなみに、北朝鮮はコカコーラも売ってない貴重な国だそうです。。

 

参考:Countries With the Most McDonald's - WorldAtlas.com

 

 

2.日本の教育水準が世界2位

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日本の教育は詰め込み教育だと批判されることが多いですが、実際には世界でどれくらいなんでしょう?

イギリスの教育関連事業を行うピアソン社が、PISA(15歳の生徒の学習到達度調査)、TIMSS(国際数学・理科教育調査)、PIRLS(国際読書力調査)、PIAAC(国際成人力調査)の結果から、世界39ヶ国の教育水準のランキングを発表しました。

その結果がこちら。

 

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日本は2012年は4位でしたが、2014年は韓国に次いで第2位です。

教育大国として知られるフィンランドを追い抜きました。

第1~4位までをアジアの国が独占しています。すごいですね!

 

あれ。日本の教育、もっと自信をもっていいんじゃない?

確かに欧米とは教育のスタイルが違うけど、知識型なのか自主性なのか、どういう人間を育てたいかの考え方の違いによるのではないかなぁ。

要はバランスをどう取るかということではないでしょうか。

 

参考:The Top 10 (And Counting) Education Systems In The World

 

 

3.高等教育の家計負担がトップレベル

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さて、日本の教育水準は世界トップレベルであることを紹介したんですが、実はそれを支えているのは家計からの支出だって知ってましたか?

OECDがまとめた、加盟国の教育費に対する私費負担の割合がこちら。

濃い青が高等教育、薄い青が初等教育です。

 

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韓国について第2位です。

OECD加盟国平均が30.3%なのに対し、日本は驚きの65.7%

ちなみに、高等教育だけでなく、幼児教育の家計負担もトップレベル。

初等教育は、義務教育のおかげで割合が低くなっています。

公的支出は最低レベルで、GDP比にすると0.5%(OECD平均1%)です(2007年)。

公的支出がGDP比にして世界一のフィンランドは、教育が優れた国として有名ですね。

 

日本は、子供の教育にとにかくお金がかかる国。

これは絶対少子化にも影響ありますよね・・・。

私もよく両親からは、私と妹の大学の費用でベンツを乗り潰したようなものだ・・・とよくブツブツ言われたことを思い出しました ^^;

 

参考:OECDインディケータ

 

 

 4.女性議員の割合が世界最低レベル

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「女性活躍社会」がうたわれている今日この頃ですが、みなさんの会社ではどうですか?

女性の社長や管理職などもよく見るようになりましたよね。 

しかし、女性の進出が全然できていないところがあります。それはどこか?

国の最高機関である国会を構成する国会議員さんです。

 

各国の国会議員によって組織される列国議員同盟(IPU)が、193ヶ国の国会議員に占める女性の割合をランキングにして発表しました。

2018年のデータがこちら。

 

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日本は、193ヶ国中160位で、先進国の中では最低という結果に。

衆議院議員で465名中47名(10.1%)、参議院委員では242名中60名(20.7%)で、衆参合わせると13.7%しか女性がいません。

 

「女性が活躍できる社会に!」とリーダーシップを取っている方々なのに!?

ちょっと滑稽です・・・。

これじゃ、女性に優しい世の中になるわけありませんよね。

でも、これは国会議員を選んでいる私たち有権者の問題でもありますよね。こういうデータも投票の時の参考になるかもしれません。

 

参考:Women in Parliaments: World Classification

 

 

5.一人当たりのコンビニの数が世界3位

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もはや現代人の生活の一部となっているコンビニ。

都市部なら、歩いていると10mおきくらいにコンビニがあったり。。

日本にも相当数のコンビニがありますが、世界で一番コンビニ密度が高い国はどこだと思いますか?

 

2017年の台湾の経済部の発表によると、第1位は韓国で1452人に一軒の割合、第2位は台湾で2211人に一軒、日本は第3位で2248人に一軒の割合でコンビニが存在するそうです。

 

これに関しては、むしろ日本が世界一じゃなかったのかと驚いてますが ^^;

とは言え、公共料金の支払いができたり、宅急便が送れたり、住民票の印刷までできるようなコンビニは日本以外にないでしょう。

にしても、東アジアの人はコンビニ大好きですね。。

 

 参考:Taiwan second highest in world for ratio of c... | Taiwan News

 

 

 6.富士の樹海は世界で最も有名な自殺の名所の一つ 

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日本で一番有名な「自殺の名所」と言えば、青木ヶ原樹海、別名富士の樹海ですが、その知名度は海外でもかなりのもの。

海外の映画のモデルになったり、ドキュメンタリーが作られてたりもしました。

以前よりは少なくなったものの、富士の樹海では今でも年間50~70人ほどの自殺者がいるそうです。

 

カリフォルニアのゴールデンゲートブリッジ、中国の南京長江大橋とともに、世界で一番「人気の」自殺場所としてWikipediaでも紹介されています。

 

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ちなみに、富士の樹海にはハイキングコースが整備されていて、私も何度か行ったことがありますが、本当に美しいところですよ。知らなければ「自殺の名所」とは思わないと思います。

海外で有名な、アメリカのドキュメンタリーも見たことがあります。

製作はアメリカですが、出演者は日本人の自然監視員の方で、全編日本語です。

日本でも知られていない事実が語られています。

よくできたドキュメンタリーだと思いますので、興味があったら見てみて下さい。

富士の樹海(青木ヶ原)の名を世界で一躍有名にしたドキュメンタリーを観てみた - 試行錯誤な旅人生

 

参考:List of suicide sites - Wikipedia

 

 

7.一人当たりのプラスチックごみ排出量が世界2位

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今、世界でプラスチックごみが大問題になっています。

プラスチックは自然分解されないため、捨てられればそのまま残ります。

海では小さなマイクロプラスチックとなって漂流し続けたり、ビニール袋がウミガメによって誤飲されるなどの環境汚染を引き起こしています。

 

過剰包装が指摘されることが多い日本ですが、日本がどれだけのプラスチックごみを排出しているかご存知でしょうか?

国連環境計画(UNEP)の報告書の内容がこちら。

 

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茶色がプラスチックごみの排出量で、赤が一人あたりの排出量です。

プラスチックごみの量自体は人口が多い中国がワーストですね。

しかし、国民一人当たりの排出量を見てみると、日本はアメリカに次ぐワースト2位

日本全体での排出量が500万トンを超えないくらいですので、日本の人口を1億2700万で割ると、一人当たり年間39.3kgのプラスチックごみを排出している計算になります。

 

ちなみに、同報告書によると、世界のプラスチックごみのうち、39%は一回で捨てられる使い捨てのパッケージなんだそうです。

おそらく現代社会に生きている以上、プラスチックゼロで生活することは不可能でしょう。

でも、ちょっとの心がけで、4分の1とか3分の1くらいは減らせるんじゃないかなと思います。

 

参考:UNEP_Single use plastic sustainability

 

 

8.森林率が世界トップレベル

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日本は一人当たりのプラスチックごみの排出量が世界2位であることはお話しました。

こちらの記事では、焼却施設の数が世界一であることも紹介しています。

こんな事も!?意外と知らない、日本が“世界一”なこと10選 - 試行錯誤な旅人生

 

環境問題に関しては不名誉な結果が続きましたが、日本がポジティブな面で世界トップレベルなこともあります。

それが、森林率。国土に占める森林の割合です。

 

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日本の森林率は約7割。年によって変動がありますが、約7割をずっとキープしています。

世界での順位は15位ですが、先進国の中ではフィンランド、スウェーデンに次ぐ第3位。人口はスウェーデンの13倍なのに、スウェーデンとほぼ同じ森林率を維持しているのです。

 

花粉や放置林の問題など日本の森林にも問題は多々ありますが、世界では毎年520万ヘクタールの森が消え続けていると言われる中で、この数字を維持していることはスゴイことなんです。

 

参考:Countries ranked by Forest area (% of land area)

 

 

9.世界最低レベルに他人を助けない

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日本人は優しい?冷たい?

イギリスのチャリティー団体Charities Aid Foundationは、毎年世界の国々のボランティアや寄付の意識をランキングにした世界寄付指数を発表しています。

項目は以下の3つ。

・助けを必要としている人を助けたか?

・寄付をしたか?

・ボランティアに時間を使ったか?

 

日本は世界で何位でしょうか?

「助けを必要としている人を助けたか?」に対する回答の結果をご覧ください。

下から20位をピックアップしました。

 

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日本はどこ・・・えーと、144ヶ国中142位!?

 

「寄付をしたか?」は144ヶ国中99位、「ボランティアに時間を使ったか?」は145ヶ国中56位。総合順位は、145ヶ国中128位でした。

 

ちなみに、トップの国は?

 

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1位はインドネシアでした。

項目ごとに見ると、人助けではリビア、寄付ではミャンマー、ボランティアではインドネシアが1位でした。

先進国よりも途上国の方が上位とは、なんだか皮肉な結果です。

特にリビアは内戦が続いている国。だからこそ助け合って生きているのでしょうか。

 

個人的には、日本の順位は納得かなと言う気がします。

道を聞いたりすると丁寧に教えてくれるけど、困っている人に対して「大丈夫ですか」の一言が出ない。 私も含めてね。

お客様や知り合いには優しいけど、顔が見えない他人に対しては無関心だったり。

ちょっと考えさせられる結果でした。

 

参考:CAF Eorld Giving Index 2018

 

 

10.五百円玉は世界でトップレベルに価値がある硬貨

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最後にご紹介するのは、500円玉のすごさについて。

世界にはいろいろな種類のお金があって、その数は約180種類だそうです。

しかし、世界広しと言えど、500円玉ほど「高価」な硬貨はそうそうありません。

 

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2018年12月の時点で、一般に流通している硬貨の中では、日本の500円硬貨はスイスの5フラン硬貨についで世界2位の価値の高さを誇る高額硬貨

ちなみに、2013年頃までは、円高の影響で500円硬貨が世界一の価値を持ってたこともあるんですよ^^

世界のいくつかの国では、最高額の紙幣が日本の500円玉の価値に及ばないこともあるとか。。

普段、身近すぎて意識していない500円玉ですが、実はなかなかすごい硬貨なのでした。

 

参考:硬貨 - Wikipedia

 

 

おわりに

いかがでしたか? 

意外と知らない、日本が世界で“トップレベル”なこと10選を紹介しました。

日本の新たな一面を発見することができたでしょうか? 

ちょっとでも参考になったら幸いです^^

 

 

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