一生に一度は、海外で働いてみたくないですか?
でも、ワーキングホリデーは年齢制限があるし、海外で働ける会社に勤めるなんて難しそうだし・・・
そんな人にぴったりの制度があります。その名も、「在外公館派遣員」。外務省のお仕事なので、名前も小難しいですね。
でも、知ってびっくり。海外で働きたい人にはもってこいのチャンスなんです!
今回は、誰にでも海外で働けるチャンスがある在外公館派遣制度を紹介します。
あまり世間に知られていないこの制度。
公式の情報も少ないミステリアスな仕事なのですが、調べれば調べるほど、もう絶対やりたいっ!!
というわけで、次回の試験を受けてみようと思います。
私がこの制度を知ったきっかけは、昔友達がやっていたから。彼女がいなかったら、一生知ることはなかったかもしれません。
その昔、海外で働くなんてすごいな~なんて言いながら、彼女の赴任先の国に遊びに行ったこともありました。
あれから早5年。
まさか、私自身が試験を受けることになるなんて!人生とは分からないものですね。
在外交館派遣員制度とは?
外務省在外公館派遣員とは、労働者派遣法の下で、わが国の在外公館(大使館、総領事館、政府代表部、領事事務所)に概ね2年間(健康上の理由、派遣先国の政情不安等により短縮される場合があり得ます)民間の方を派遣して、主として館務事務補佐などの実務面にあたる傍ら、国際社会での経験を積み、友好親善に寄与してもらおうとするものです。
外務省在外公館派遣員制度 - 一般社団法人 国際交流サービス協会(IHCSA)
・・分かりました?
簡単に言うと、外務省から各国の大使館、総領事館に派遣されて、2年間限定で事務などの仕事を行う民間人です。
つまり、2年間という期間限定だけど、海外に住めるんです!しかもお金ももらえる!(もちろん仕事ですよ~~ ̄▽ ̄*)
仕事内容は?
メインの仕事は、日本からの国会議員や外務省の職員等が出張でその国に来た時に、会議の手配、準備、航空券、ホテルや車の手配、空港ーホテル間の送迎など。その他、公館や部署によって、一般事務や会計業務などの仕事があります。
ときどき、日本文化を紹介するイベントの準備や運営も手伝ったりします。
どこの国に派遣される?
端的に言えば、「日本大使館がある国」です。
ただし、全ての大使館や総領事館で一斉に募集がかかるわけではなく、数年周期のローテーションになっています。
つまり、現在は任期がおおむね2年なので、今回募集が出た公館は、基本的には2年後まで募集がかからないと思われます。
数年前まで3年の任期だったのですが、2年に変更になったようですね。その前は2年の任期だったようですから、また変更があるかもしれません。
1年に2回、春と秋に募集があり、募集公館の数、募集人数は回によって異なります。
第86回募集公館・募集語学・報酬 - 一般社団法人 国際交流サービス協会(IHCSA)
参考までに、これは2017年春の募集公館です。
ご覧のとおり、アジア、アフリカ、中東、ヨーロッパ、北・南アメリカ等々、世界中まんべんなく募集がかかっておりますね。
まぁ、日本大使館がある所ですからね、そうなりますよね。
ここが大事なポイントですが、行きたい国は選べません。一応、希望を書くことができ、考慮はされるようですが、希望の公館ではではないところに派遣されることも多いと聞きます。
ちょっと治安が・・・という国に派遣されることももちろんあります。男女も何も関係ありません。
試験の合格連絡が来た時に断ることもできますが、やっぱり試験を受ける以上は、どこにでも行くという覚悟が必要なのではないでしょうか。
ただし、希望の公館があったり、逆に「ここは行けない・・・」という所がある場合は、合格の通知が来てから断るよりは、事前にしっかり希望を伝えておくべきだと思います。
報酬
約24~39万円。
派遣先公館により異なります。
えらく金額が違いますね。ほぼ倍じゃんって思いますよね。公館によって、業務量、業務内容、環境が全く違うからだそうです。ハードな公館ほど報酬が高いとか。
ちなみに、非課税です!
さらに、物価が安い国に派遣になったら、お金がめちゃめちゃ貯まるみたいですよ。結構優雅な暮らしもできるようです。
前に在外公館派遣員をしていた友達は、なんとその国の元大統領と同じ建物に住んでいましたから。
逆に物価が高い国に派遣になると、とても大変なようです(そういう国に限ってお給料も安かったり・・・)。
応募資格・試験・スケジュール
募集資格
①日本国籍を有する者
②高等学校卒業以上の者
③普通自動車運転免許を保持する者(AT可)
以上。
え!?それだけ???
そうなんです。本当に、誰にでもチャンスがあるんです。
試験は、第一次試験と第二次試験の2段階。
第一次試験は、語学試験、一般常識試験、日本語作文、適性検査
第二次試験は、日本語での面接と外国語会話です。
上の表のとおり、公館により必要となる言語が異なります。当然、英語は激戦となるわけですが、逆に英語以外の言語ができれば、めちゃくちゃ有利。
倍率など、詳しいことは公表されていないですね。噂では10~15倍と言われています。
4月/9月:募集要項発表
5月/10月:第一次試験
6月/11~12月:第二次試験
7月/12月:内定
8月/1~2月:赴任前オリエンテーション
9月/3月:赴任
毎年、だいたいこのスケジュールで選考が進んでいきます。
おわりに
どうでしたか?在外公館派遣員制度。
海外で働きたい!という人にはもってこいの制度です。
私が今一番挑戦したいものでもあります。
次回がダメならまたその次も挑戦する覚悟で!
試験を受ける方は、一緒に頑張りましょう^^
情報が入ったら、またアップしまーす。
では。
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