前回、派遣のメリットについて書きました。
なので、今回はこわーいデメリットについて書いていきますよ。
うそうそ。全然怖くありません。
デメリットと思うかどうかは人それぞれ。メリット・デメリットを両方知った上で、自分に合った働き方を選びましょう。
今回は、一般的に言われる派遣の主な3つのデメリットについて書いていきます。
デメリットと言っても、努力次第でどうにかなったりならなかったり。そもそも気にならなかったり。
あんまり世間の噂に惑わされずに、自分はどう生きたいか?何を重視しているか?を基準に決めるとよいと思います。
給料が低い
厚生労働省によると、非正規社員の給料は、正社員の6割程度と言われています。
ただ、交通費や住宅などの手当や昇給がある正社員と比べると、もっと差があるのでは?というのが私の実感です。
これは、厚労省の賃金構造基本統計調査から、雇用形態間賃金格差を示したものです。
2016年のデータを抜き出しました。
これを見ると、正社員の収入はやはり右肩上がりですね。比べて、非正規の給料はほとんど同じ。50代にもなると、収入にほぼ2倍の差があります。おぉぉ、グラフにされると怖いですね。。
ただ、これは平均値の話であって、万人に当てはまるわけではありません。
現在、派遣の平均時給は1500円だそうですが、専門的なスキルや知識が必要な職種は時給2000円以上の求人がたくさん出ています。時給が2000円なら、月給にすると30万円。
どうやって高時給の仕事を見つけるかという話ですが、すでにスキルと経験があれば一番早い。もしも今なければ、派遣会社の人に、いずれどういう仕事をしたいかをきちんと伝えることです。関連した仕事から少しずつステップアップしていける仕事を紹介してもらえると思います。それも難しければ、スクールに通ってでもスキルを身に付けるべきだと私は思います。時間とお金はかかるけど、後々考えると、きっとそれが財産になります。
それでも、ボーナスや手当がある正社員に比べるとやっぱり収入は劣ります。年齢とともにお給料が上がっていくこともほとんどないですね。
ただ、私の場合は、お金ってそんなに必要なんかな?と考えたとき、まぁこれくらいでいーか。という答えでした。
参考までに、派遣の私がどれくらい貯金しているかをまとめてあります。
キャリアアップできない
そもそも派遣社員は、同じ会社で最長3年しか働くことができないので、働く側からすると仮住まい、会社側からすると助っ人みたいな存在ですね。
なので、責任ある立場になったり出世したりということはありません。キャリアアップを目指す人は、正社員になるべきだと思います。
一般的にはキャリアアップできないのは大きなデメリットだと言われていますが(おおらくそれが収入に直結するため)、 どうでしょうね?
人それぞれの考え方によるところが大きいと思います。特に職場での地位にこだわらない人も多いのではないでしょうか。そういう私も全くこだわりがありません。
でも、派遣の仕事は、キャリアアップはできなくとも、スキルアップはできますよ。
一度経験を積めば、また同じ分野の新しい職種にもチャレンジしやすくなります。そうやってスキルや専門分野を増やしたり、自主的に資格を取得したりしているスーパー派遣は、引く手あまたですよ。もはやプロですね。
不安定である
派遣の仕事はたいてい3ヶ月または6ヶ月更新です。契約期間中にいきなり契約を切られるいわゆる「派遣切り」は最近少なくなってきたものの、契約更新されなかったり、次の派遣先が見つかるまでに間が空いてしまったりということはあるでしょう。
年齢とともに紹介される仕事が少なくなっていく・・ということも本当のようです。
そういう意味では、派遣は不安定という面はあると思います。
ただし、前の派遣先企業を辞める前に、次はいつから働きたいということを派遣会社に伝えておけば、そのように調整してもらえる場合もあるでしょう。もし間が空いてしまっても、失業保険をもらえる場合もあります。
繰り返しになってしまいますが、専門的知識・スキルがある人は、職に困ることはありません。それは年齢が上がっても同じことです。私の職場には、40代、50代の派遣の先輩がたくさん働いていますから。
不安定だからと不安になるよりも、まずは自分の価値を高める方向に動いてみるといいと思います。
おわりに
一般的に言われる派遣のデメリットを考えてみました。
やっぱり、平均値を取るならば、派遣はデメリットが大きいと言われるかもしれませんね。
ただ、ちゃんとしたスキルや経験さえ身に付ければ、デメリットはある程度はカバーできます。あとはどうやって働くかは個人の選択です。
そこまで行くのが大変なのですが、それを越えたら快適な派遣ライフ♪が待っているかもしれません^^