こんにちは、りあです!
オーロラを見に、冬のアラスカを訪れる方は多いのではないでしょうか?
アラスカと言えば、雄大な自然と野生動物のイメージですが、残念ながら冬には国立公園も閉まっているし、ツアーもやってないしで、夏に比べたら野生動物が見られる機会が少ないですね。
冬でも野生動物が見たい!という方には、アラスカ野生動物保護センター(Alaska Wildlife Conservation Center)がおすすめです。
アラスカ野生動物保護センターでは、季節を問わず、野生に近い環境で保護されている野生動物たちを見ることができます。
アラスカ野生動物保護センターとは?
傷ついた動物や親を亡くした野生動物の保護をしている非営利団体です。
十数種類の動物たちが、800㎡を超える広大な敷地で、自然に近い環境で保護されていて、来場者はそれらの動物たちを見ることができます。
アラスカに生息している野生動物たちを間近でみることができる貴重な施設です。
その他にも、アラスカでは絶滅してしまったバイソン(wood bioson)を野生に返す活動をしているそうです。
施設内は、車か徒歩でまわることができます。
サファリパークのように動物たちが自由に放たれているわけではなく、柵の中にいるので徒歩でも安全です。
ただし、広いので、完全に徒歩でまわるより、要所要所に設置されている駐車場まで車で行き、そこから動物たちの柵まで歩いていくのが一般的だと思います。
場所、営業時間、入場料
所在地:Mile 79 Seward Highway Portage, Alaska 99587
営業時間:月ごとに違いますので、ホームページでご確認ください。
特に、冬場は週に4日(月、金、土、日)しか開いていないので注意!
入場料:大人1人18ドル(アラスカ住民以外、アラスカ住民は季節により割引)、高齢者1人16ドル、5~17歳1人14ドル、4歳以下無料
アラスカ野生動物保護センターへの行き方
アラスカ野生動物保護センターは、アンカレッジ(Anchorage)からツアーかレンタカーで行くことができます。
雪道の運転に慣れていない方は、ツアーで行くのが良いと思います。
当然ながらツアーだと自力で行くよりだいぶ値段が高くなりますので、雪道の運転に慣れている方は、レンタカーで行くのがおすすめです。
アンカレッジの中心部から片道1時間くらいのドライブです。
アンカレッジ中心部を抜けて、Seward Highwayという道路(ハイウェイという名前だけど無料)に乗るのですが、Seward Highwayは眺めの良い道路として有名です。
冬場なら、雪化粧の山々と凍り付いた海の景色は圧巻です。
レンタカーなら、Seward Highwayの好きなスポットで停まって景色を眺めることもできるので、運転さえ問題なければレンタカーの方がおすすめです。
Seward Highwayは主要なハイウェイなので、とてもしっかり除雪されています。
雪道の運転に慣れている方であれば、特に問題ないと思います。
ただし、路肩は除雪されていないこともあるので、路肩への停車は注意が必要です。
景色を見たい場合は、停車用スペースに停めましょう。
アラスカ野生動物保護センターの敷地内は除雪されておらず、完全なアイスバーンになっていましたが、制限速度は時速10マイル(16キロ)くらいだったと思いますので、ゆっくり行けば大丈夫です。
実際に行ってみた
動物が好きなので、アラスカ野生動物保護センターに行ってみることにしました!
看板に従って、ハイウェイから細い道路を走っていくと、小さい小屋があります。
ここがチケット売り場です。
今、どんな動物がいるのか表示されています。
基本的には、傷ついたりや親を亡くした野生動物を保護する施設なので、必ず決まった動物がいるわけではないようです。
入口で地図をもらいました。
これを頼りに、自由に動物を見てまわります。
車から見ても徒歩でまわっても自由です。
動物たちは柵の中にいるので、車の中からだと遠すぎて物足りないかも。
駐車場が何ヶ所かあるので、駐車場に停めて徒歩で柵まで行くのが良いと思います。
徒歩だとものすごく近くから見られます。危険な動物もいるので、近づきすぎに注意。
人気者の狼。
気品があります!かっこいいです!!
これは、英語でmuskox、和名はジャコウウシというそうです。
アラスカ、カナダ北部、グリーンランドなど、北極圏に住むウシの仲間。
いつか本当の自然の中で見てみたいです。
クマもいた。これは、ヒグマ(brown bear)です。
アラスカでは、冬はクマは冬眠しますが、ここでは冬眠しないようです・・・
冬場にクマを見られるのは、とても貴重です。
元々アラスカに生息していたけど、人間により、アラスカでは絶滅してしまったバイソン(wood bioson)です。
ここでは、カナダから連れてきたバイソンをアラスカの自然界へ放つプログラムを行っているそうです。
北極圏の動物と言えば、トナカイ!
エルク。トナカイよりも大きめ。
ここに来た動物たちの多くは、ここで生涯を終えるそうです。
一旦人の手が加えられてしまうと、自然に戻るのはとても難しいのだと分かりました。
勉強にもなるし、いろいろと考えさせられる場所でした。
おわりに
どうでしたか?アラスカ野生動物保護センターを紹介しました。
特に冬は国立公園も閉まっているし、野生動物を見られるツアーもやっていないので、野生動物を見られる機会が限られています。
実はアンカレッジの町周辺でも、数種類の野生動物たちを見られるポイントがいくつかあるのですが、アラスカ野生動物保護センターに行けば多くの種類の動物たちが見られます。
動物好きな方にはおすすめです。ぜひ行ってみてください^^