こんにちは、りあです!
鞍馬寺がある鞍馬山は、天狗伝説が残っており、また牛若丸が修行した寺としても知られています。
貴船⇔鞍馬をつなぐハイキングコースがあり、鞍馬側または貴船側のどちらからでも登ることができます。
とくに貴船側から登るコースは、牛若丸が天狗との修行で走ったと言われるルート。
そんな牛若丸と天狗の伝説に心を馳せながら、少し汗をかくのにちょうどいいハイキングコースです。
旅のルート
鞍馬寺のお隣にある「貴船神社」も京都を代表するパワースポットであり、鞍馬寺を参拝するならば、ぜひ貴船神社も合わせて参拝したいところです。
ただし、お隣と言っても山を一つ越えなくてはいけないので、とってもお手軽♪というわけにはいきません。
★ ぜひ合わせて行ってほしい貴船神社 ★
ちなみに私が実際に行ったルートは、
貴船神社 → 鞍馬山ハイキング → 鞍馬寺 → くらま温泉
というルートです。
鞍馬山のハイキングルートは1本道ですので、迷うことがあるとすれば、「貴船側から登るか?」「鞍馬側から登るか?」という問題ですよね。
インターネットを見ていると、結構「鞍馬側から」という方が多いようですね。
そりゃそうか。正規ルートなんですから。
しかし!私はちょっとひねくれているので「貴船側から」をおすすめしたいと思います^^
その理由は、ずばり鞍馬側にくらま温泉があるから♡
そして、バスの時間を考えずゆっくりできるから。
くらま温泉というのは、山のふもとにひっそりとある天然温泉で、特に露天風呂が素晴らしいです。
ハイキングの後の露天風呂は最高ですよね!
貴船側には日帰り温泉がないので、帰りに露天風呂に寄りたいという方は貴船→鞍馬のルートがおすすめです。
そしてもう一つの理由に、「バスの時間」があります。
鞍馬寺から叡山電車「鞍馬駅」までは徒歩2~3分の距離ですが、貴船神社から京都へ向かうバス停または叡山電車「貴船口駅」まではバスを使わなくてはなりません(または徒歩30分)。
そのバスの最終は18時半過ぎなので、鞍馬山ハイキング→貴船神社参拝を終えて、18時半頃までにバス停に到着していなくてはならないので、ちょっと慌ただしくなってしまいます。さもなくば暗い中を30分歩くことになります・・・。
一方、鞍馬駅からなら、京都方面行きの叡山電車の終電は23時近くまであるので、こちらは安心です♪
この2つの理由から、私は貴船側からのハイキングがおすすめです。
ただし鞍馬寺の本殿から奥の院へという正規ルートとは逆のルートになりますので、あしからず。。
所要時間
登山口である「鞍馬寺西門」から鞍馬山を越えて鞍馬寺の境内を出るまで、だいたい大人の足で1時間半くらいをみておくとよいと思います。
休憩を多めに取りたい方や、子供がいるファミリーの場合は2時間くらいでしょうか。
ちなみに、鞍馬寺西門(鞍馬山の貴船口からの入り口)にも注意書きがありますが、山中は電灯が一切なく、夕方になると動物も行動を始めます。
また携帯電話の電波も通じにくくなるので、時間に十分余裕をもって、15時半以降の入山は控えましょう。
コースの難易度
鞍馬山のハイキングは、とっても初心者向けの優しいコースだと思います。
登山っぽい上りの山道は、貴船川にある西門から入って最初の30分くらいしかないです。
逆にここが一番きつい上りなので、鞍馬側から登った方が楽だと言う方もいますね。
ただ、鞍馬側から登る場合は、鞍馬寺付近の階段の上りがありますが^^;
靴も、普通のスニーカーで問題なかったです。
ただ、山道で足元がちょっと不安定な所もあるので、心配な方は登山靴があるとより良いと思います。
ハイキングコースと見どころ
まずは入り口ですが、貴船神社本宮から徒歩3分くらい川沿いの道を下った所に、赤い橋があります。
これを渡ると鞍馬寺西門。ハイキングコースの入り口です。
鞍馬寺の本殿までは1437mですね。頑張りましょ~♪
しばらくはこんな感じの山道。
ところどころ急坂で、結構キツい・・・。
鞍馬寺奥の院・魔王殿に着きました。
「奥の院」という名前の通り、鞍馬寺から見ると一番奥なんですけど、貴船側から入ると一番最初に着いちゃいます^^;
ここまでが一番急でキツかったかな?あとはちょっと楽になりますよ♪
木の根が張り出した道。その名も「木の根道」。
ここで牛若丸が鞍馬天狗を相手に剣術の稽古をしたと言われています。
足元が不安定なので、心配な方は登山靴があった方が安心かもしれません^^
僧正ガ谷不動堂(そうじょうがたに)です。
天狗が牛若丸と出会ったと言われる場所!
次は石段・・・。
すごい木の根・・・!壮観です。
この辺りが一番高い所になるようですね。
ここからはようやく下りですよ~^^
下ること30分。
わーい、ついに着いた~!
本殿金堂・金剛床です!!
本殿金堂は、鞍馬寺の中心となる道場だけあり、やはり一番大きくて立派です。
ここからの景色は、本当に見事です。
頑張ったかいがあったなぁ~と思いますよ。しばしの休憩♪
さて、ここまで来たらもう少しです。
ただ、もうちょっと下りが続きますよ。
さらに下ります。
まっすぐに伸びる美しい杉林を眺めながら。
中門です。
もともとは鞍馬寺の入り口の仁王門の隣にあったのが移動されたんだそうです。
この辺り一帯を双福苑といい、天にそびえる杉は「玉杉大黒天」として敬われているのだそうです。
鞍馬寺の中にある神社、由岐神社。通称靫明神(ゆきみょうじん)です。
もともとは宮中に祀られていたが、鞍馬の地に移され、北方鎮護を仰せつかった神社なんだそう。
九十九参道と呼ばれる美しい参道です。
少しルートを逸れますが、多宝塔があります。
麓からケーブルカーでも行けます^^
ついに!!ゴールの山門・仁王門です!!感動・・・。
本当は、鞍馬寺参拝の際に一番最初にくぐる門なんですけどね^^;
今回はゴールということになりました。
仁王門からの眺めもなかなか素晴らしいですね。
達成感を感じながら。
疲れた体をくらま温泉で癒そう
ここからはおまけです。
実は、鞍馬寺の近くに「くらま温泉」という山の麓にひっそりとある天然温泉があります。
私が貴船側から登った理由はこの温泉に入るため♡
眺めの良い露天風呂がありますので、温泉好きな方はぜひお見逃しなく!
鞍馬寺からくらま温泉へは一本道。
こんな感じの素敵な田舎道を15分くらい歩きます。
くらま温泉に到着!
夜はこんな感じです。素敵でしょ?
なんと電車の時間に合わせてシャトルバスが運行されるという親切さです。
予約不要ですので、電車の時間10分くらい前、シャトルバスが出そうな時間になんとなく駐車場にいればOKです(館内に時刻表もあります)。
【くらま温泉】
ホームページ:くらま温泉 公式ホームページ
所在地:〒601-1111京都市左京区鞍馬本町520
営業日:年中無休
営業時間:10:00~21:00(最終受付20:20)、冬期(12月中旬~3月)は19:20最終受付、露天風呂は20:00終了
駐車場:60台(無料)
おわりに
いかがでしたか?貴船から鞍馬寺へのハイキングコース。
多くの人は鞍馬側から貴船側に行くのですけれども、私は逆のコースで行ってみました。
正規ルートとは逆の順番での参拝になるので、若干の違和感はありますが、メリットも多いですよ♪
ちなみに、私は丸一日をかけて大原(三千院、寂光院)→貴船神社→鞍馬寺→くらま温泉と京都洛北エリアをまわりました。
洛北は自然が多く落ち着いていて、私は大好きなエリアです。ぜひいろんな場所をまわっていただきたいです^^
★ 大原三千院と寂光院はこちら ★