世界最大の田んぼアートやドラマのモデルにもなった忍城で有名な埼玉県行田市ですが、実は古代蓮や桜などの季節ごとの花を楽しめる街でもあります。
今日は、その中でもちょっと珍しいホテイアオイの群生地・水城公園を紹介します。
地元の人以外にはほとんど知られていないのですが、それではもったいないくらいの光景です。
満開時は、池一面を紫で埋め尽くして、すごくきれいですよ!
基本情報
【水城公園のホテイアオイ】
行田市では、毎年水城公園のあおいの池でホテイアオイを栽培しています。
6月頃に1700㎡の池に5000株のホテイアオが投げ込まれます。
最初は小さな株も時間を経るごとに成長していき、初秋には池いっぱいに広がります。
見頃になると紫の花が一面に咲き誇り、素晴らしい光景を作り出します。
所在地:埼玉県行田市水城公園1249
見学:自由
駐車場:約100台(無料)
参照ホームページ:行田市/ホテイアオイの様子
【ホテイアオイについて】
ホテイアオイ自体は珍しい植物ではなく、よく金魚の水槽にぷかぷか浮かべている人もいる、浮遊植物です。でも実はこんなにかわいい花をつけることはあまり知られていません。
ただし、ホテイアオイは「要注意外来生物」に指定されているんだそうです。水城公園のホテイアオイも外部へ流失しない環境で栽培され、開花時期が終わる焼却処理されます。
見頃
例年、8月初旬に開花が始まり、9月上旬~中旬に見頃を迎え、10月上旬頃まで見頃が続きます。
ただし、ホテイアオイは開花が不定期で、満開の予想がとても難しい花。
10月まで見頃が続くと言っても満開がずっと続いているわけではなく、2~5回ほどのピークが不定期に訪れるような咲き方です。
さらに、花は一日しか咲かないため毎日咲き変わっていきます。そのため昨日はたくさん咲いていたのに、今日は咲いていない・・・なんてことも起こりえます。
とは言っても、1回のピークが3日ほどは続くので、満開の情報をキャッチしたら早めに行動を起こしましょう!
満開を逃さないために・・・
行田市のホームページでホテイアオイの成長具合が公開されています。
最初は、こんな感じで竹柵に囲まれていますが、時間が経つにつれ株が成長してきて、竹柵が外されて株が池一面に広がるのが8月下旬頃。
竹柵が外された頃からは、ホームページで開花状況を注意してチェックしてみてください。
ただし、更新頻度がとても低いので、あんまり情報がタイムリーでない・・・。
そんなときは、行田市の観光協会(Tel:048-556-1111)に問い合わせてみると、親切に教えてもらえますよ^^
ホテイアオイの様子
株が一面に広がって、きれいに咲いています!
こんなにきれいなのにほとんど知られていなくて、たまに地元の方が来られるくらいでした。ほとんど独占状態・・・。
間近で見ても素敵!
こんな感じの、すごくかわいらしい花です。
紫色の花びらと黄色の斑点が美しいです。
まるで花の絨毯のよう。贅沢な光景でした~。
水城公園自体は広大な公園なのですが、あおいの池はそんなに広くないです。
10分もあれば一周できるくらいです。
アクセス
■ 車の場合
約100台分の無料駐車場があります。
■ 電車+バスの場合
JR高崎線・行田駅:東口から行田市市内循環バス(南大通り線、西循環、観光拠点循環コース左回りのいずれか)水城公園前バス停下車
水城公園を通るバスの路線は3本ありますので、15~20分おきくらいにバスがあります。
運賃150円
おわりに
いかがでしたか?行田市水城公園のホテイアオイ。
こんなにたくさんのホテイアオイの群生は、関東でもかなり貴重な光景です。
全然知られていないのがもったいないくらい!
ホテイアオイ自体は30分もあれば見終わると思いますので、合わせてギネスにも認定された世界最大の田んぼアートはいかがでしょうか?
ホテイアオイが咲く頃、田んぼアートの時期としては終盤ではありますが、まだまだ健在です!
★ 行田の田んぼアート ★