試行錯誤な旅人生

放浪の旅から帰国した30代女。旅を続けていきたい人生と現実問題の間で、たまーに悩んで試行錯誤しながら前進(?)中。

ブルーの絶景!ユーシン渓谷のハイキングコースとアクセス【神奈川県・西丹沢】

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神奈川県にあるユーシン渓谷を知っていますか?

自然にできた色とは思えないような、神秘的なブルーが見られます。その名も「ユーシンブルー」。

都心から電車とバスで約3時間、さらに7km歩いた人だけが見られる絶景です。

途中にはかなり冒険感のある真っ暗なトンネルを通ったり、川遊びもできる美しい河原があったりします。

今日は、週末のハイキングにおすすめのユーシン渓谷の絶景を紹介します。

 

基本情報

【ユーシン渓谷】

丹沢大山国定公園に属する渓谷。「丹沢の秘境」とも呼ばれています。

玄倉第二発電所の辺りにある小さなダムにせき止められ溜まった水が神秘的な青色(通称ユーシンブルー)をしていることで有名です。

他のダム湖でも美しい青色をしている場所はいくつかありますが、ユーシン渓谷でもなぜ水の色が青いか正確には分かっていないそうです。一説には水に含まれる粒子が青色の光を乱反射するという説があるようです。

 

ハイキングコース

ハイキングマップは最寄りのバス停の目の前にある臨時の案内所で頂きました。

近くの掲示板にも貼ってあります。

ほとんど一本道なので、地図がなくても迷うことはないでしょう。

ユーシンブルーが見られる玄倉第二発電所付近までは、7km、約2時間のハイキングです。

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木の隙間から見える川。もう青色をしてます。

きれー!! 

大きめの河原があって、下に降りられるようになっています。

水遊びしたり泳いだりしている家族もいましたよ^^

ただし、上流にダムがあるので、放流には注意!サイレンが鳴ったら河原から出ましょう。

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ハイキングコースはこんな感じ。

基本的には舗装された平らな道をひたすら歩きます。

舗装されていると言っても、道路がはがれてデコボコだったり砂利道もあるので、少なくともスニーカーは必須!

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上り坂もありますが、さほど急ではありませんが、距離が結構長いです。

標高差は300mくらいです。

あんまり変わり映えしない景色ではあります・・・。

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着きました! このトンネル。

新靑崩隧道(しんあおざれずいどう)と言います。

このトンネルがあるので、ユーシン渓谷へ来る際は懐中電灯が必須です!

なぜなら・・・

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トンネルの中はこんなに真っ暗!本当の暗闇です。めちゃくちゃ怖いです!!

この写真は出口が遠くに見えていますが、このトンネルはカーブしているので、途中まで出口が全く見えず、ただただ真っ暗。

スマホのライトだけでは頼りないので、きちんとした懐中電灯を持って行ってくださいね。

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トンネルを抜けると、素晴らしい渓谷美!

ユーシンブルーももうすぐです。

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じゃーん!!

着きました~!これがユーシンブルーです!不思議なくらい美しい青色をしてますよね。水のたまり具合や天候によって、色が変わるそうです。

ちなみに、2016年4月~2018年3月までダムの工事だそうで、時々ダムの水が放水されます。その時間帯はユーシンブルーは見られませんのでご注意。

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美しいブルーもさることながら、素晴らしい透明度!

川の底までくっきり見えます。

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ユーシン渓谷のハイキングコースは一本道なので、ユーシンブルーを見たら、もと来た道を引き返します。

ハイキングコースはもっと先まで続いているのでさらに先まで歩くこともできるのですが、 ユーシンブルーはここまでだったので、私たちは引き返すことに。

 

下流の方では河原に降りられるポイントがいくつかあります。

こちらは私たちが休憩した川。だだ広ーい河原に誰一人いませんでした。

きれいな川沿いでランチを食べて、川遊びして、とっても贅沢!

もう少し下流の、もっと広い河原の方に行くと、川が大きくて深さもあるので、何家族かが遊んでいましたよ。

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素晴らしい透明度!

水が冷たくて気持ちが良かったです。

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服装・持ち物

ハイキングしているとき、サンダルで来ている人を何人も見かけました。

下流の河原までならサンダルでもOKですが、ユーシンブルーを見に行く場合は少なくともスニーカーで、距離がありデコボコ道も多いので登山靴がなお良いと思います。

上にも書きましたが、懐中電灯をお忘れなく!

あとは、ちょっとした軽食と十分な水分を持って行きましょう。

川で遊びたい場合はビーチサンダルも^^

 

アクセス

■ 電車+バスの場合

小田急線またはJR御殿場線・新松田駅より富士急湘南バス「西丹沢ビジターセンター行き」に乗り、バス停玄倉で下車(約45分)。

バスの時間はとても少ない上、春秋・夏・冬と季節ごとにバスの時刻表が異なるので、お出かけ前に必ず時刻表をチェック!

路線バス - 富士急湘南バス

富士急湘南バス「西丹沢ビジターセンター行き」は1番ターミナルです。

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■ 車の場合

上記バス停玄倉の付近に駐車場(無料)があります。利用時間は7~17時です。

「玄倉商店」というお店の近くなので、そこを目印にすると分かりやすいと思います。

<駐車場の地図>

 

おわりに

いかがでしたか?ユーシン渓谷。

ちょっと道のりは長いけど、都心から電車とバスでアクセス可能かつ距離的にも十分日帰りできちゃいます。

これほど美しい光景が見られますが、さほど観光地化されておらず人が少ないのも魅力です。

途中で立ち寄った川にも誰もおらず、素晴らしい景色を独り占めできますよ♪

週末のハイキングにぜひおすすめです!