こんにちは!りあです。
今の時代、国際恋愛、国際結婚は全く珍しいものでなくなり、日本のカップルのうち、国際結婚するカップルは、今や30組に1組と言われています。国際恋愛となるとさらに多くなるでしょう。
いくら地球はどんどん小さくなっていくと言っても、いざ異国の人と付き合うとなると、想像よりも文化の違いは大きいもの。
今回は、私の経験を踏まえて、国際恋愛で苦労したことを10個選りすぐって(笑)紹介したいと思います。
まず最初に、私と彼の背景を少し。
私の彼はフィンランド人で、オーストラリアで出会いました。お互いに旅先だったため、3ヶ月一緒に過ごした後、すぐに別れがやってきます。
それからオーストラリアーフィンランド、やがて日本ーフィンランドで遠距離恋愛を続け、今付き合って約3年くらいです。
今までもたくさんの苦労があり、いまだに新鮮なカルチャーショックがあり、悩みも底を尽きておりません ^^;
もしも国際恋愛を人に勧めるか?と聞かれたら、私なら「覚悟があるなら」と答えます(笑)
このページを見に来てくれているのは、国際恋愛に興味があるか、今国際恋愛をしている人でしょうか?
私たちはちょっと波乱万丈な例かもしれないので、興味がある方にも、今国際恋愛続行中の方にも、共感してもらえる部分とそうでない部分があると思います。
こういう形もあるのね、と参考になったら嬉しいなという思いを込めてこの記事を書きました。
- 1. 言葉の壁
- 2. 共通の話題がない
- 3. 恋愛観の違い
- 4. 距離の壁
- 5. ペースの違い
- 6. 金銭感覚の違い
- 7. 相手の国で一生過ごす覚悟はあるか
- 8. 周りにダメンズ好きなの?と言われる
- 9. 相手を見極めるのに時間がかかる ←今ここ
- 10. いさぎよく諦めることも大事
- おわりに
1. 言葉の壁
多くのカップルが一度は経験する言葉の壁。
言葉じゃなくて、気持ちだよ!という人もいると思いますが、私は言葉はとても大切だと思う。意志疎通がスムーズにできないと、ストレスが溜まる原因にもなります。
だからと言って、今言葉が不自由だからすぐに諦めるべきかと言われると、そうでもないような気がします。
私が彼に会ったのはまだ英語にも慣れていない頃で、聞き取れなかったり言いたいことが言えなかったりして、最初の頃は大変でした。
でも、言葉の壁は時間とともに少しずつ低くなっていくのを感じました。
お互いの呼吸が合ってきてカバーできるようになる部分もあると思います。
まぁ、フィンランドは英語圏でなく、これからフィンランド語を一から勉強しなくてはならないと思うと、げんなりもします。
まぁでもそれはおいおいゆっくりと。
まずはパートナーとの共通言語に焦点を当てて、不自由なく話せるレベルまで粘り強く頑張ってみてください。
2. 共通の話題がない
パートナーの性格にもよると思いますが、意外と苦しめられるのがコレ。
育った環境も文化も全然違うから、昔見たアニメやよく聴いた音楽の話ができないし、趣味から何から全部違ったり。
当時の会話はこんな感じです。
彼「僕はこのバンドが好きなんだけど、君は?」 私「洋楽聴かない」
私「このアニメ面白いんだけど、一緒に観る?」 彼「観ない」
彼「日本では休みの日何してた?僕は釣りしたりキャビンで友達と飲んだくれたりバイクでヨーロッパを巡ったりしてた」 私「うーん、買い物かカラオケかな」
私「夏が好き」 彼「冬が好き」
彼「・・・僕ら共通点全然ないね」 私「・・・そうだね」
と言った感じ。ちぐはぐすぎ。
そもそも、大自然の中で自由に生きてきた彼と、東京であくせく働いていた私に共通点があるわけもありません。じゃあ何で付き合ったんだ、と言われそうですが、それはまぁ置いといて。
二人ともあまりおしゃべりな方ではないので、気まずい沈黙がよく流れたりしました^^;
でも、きっと一緒に過ごす時間が解決してくれるでしょう。
新しく趣味を始めるきっかけにもなります。今では釣りやスノーボード、キャンプなど一緒に楽しんだりして、共通の話題も増えました^^
3. 恋愛観の違い
日本人の女の子が陥りやすい落とし穴がこれ。今や有名な話ですが、日本と欧米では基本の恋愛スタイルが違います。
日本の場合は、何度かデートを重ねてその中で相手を見極め、この人だと思ったら覚悟を決めて告白!成功したら晴れて真剣交際スタート、という流れが一般的だと思います。
欧米の場合は、ちょっといいなと思った人にはすぐにアプローチ。相手もいいなと思ったら、カップルのように振る舞う期間(私はお試し期間と呼んでいます)がスタート。でも日本のような真剣交際ではなく、他の人も見てもOK(笑)。カジュアルな関係です。
数ヶ月のお試し期間で相手のことをよく知っていき、この人と続けていきたいなと思ったら、徐々に親や友達に紹介したり一緒に住み始めたりして、いつの間にか正式なカップルになっていきます。
ある意味、合理的な方法ですよね。
ちなみに私は、付き合い初めの時に「私って彼女なんだよね?」と聞いてみたら、「重っ!!!」と言われたことがあります。。
あと日本人の女の子が特に要注意なのが、「好きだよ♡」という言葉。
ほとんどの人は出会って間もない頃に「I love you」とは言わないでしょう。でも「I really like you」くらいは普通に言ってきます。
日本語に直訳すると「本当に君が好き♡」なので、日本式恋愛に慣れた日本人女子は「そんな情熱的に言ってくれるなんて!」とキュンとしてしまいますが、実際は「ちょっと好印象だよ」くらいの意味に捉えておきましょう。でないと痛い目みます。
私も何度か騙されかけました・・・。
4. 距離の壁
国際恋愛中、いつかは離れ離れで過ごさなくてはいけなくなる時期があることが多いでしょう。なので、距離との付き合い方が国際恋愛の成功を握る鍵と言っても過言でないと思っています!
次いつ会えるかも分からないし、いつ終わるかも分からないスーパー遠距離恋愛を漫然と続けるのは、とても辛いですよね・・・。
でも絶対に大事なのは、24時間365日彼のことを考え続けないこと。自分の生活を楽しんでほしいと思います。普段はほぼ忘れているけど、たまに思い出すくらいがちょうどいいのですよ^^
欧米の人は男女とも、自立したパートナーを求めます。彼氏一筋で尽くすタイプ!というのは日本人男性にはいいけど、欧米男性にはあまり受けないと思います。
私の彼も、私が好きなことに没頭しているのを見るのが一番好き、と言ってくれます。
もちろん、たまに尽くしてあげるのはとってもいいことだけど、まず自分の生活や趣味を楽しんで、距離とうまく付き合っていきましょう。
5. ペースの違い
国際遠距離恋愛のカップルにとって、お互いに会いに行く、というそれだけのことが、大イベントだったりします。
飛行機代だけで数万単位のお金がかかるし、時間もかかるし、仕事を調節して休みを取ったりと、かなり大がかり。
日本人の特に女子の場合は、数ヶ月も前から旅の計画を練るのは普通のことだけど、欧米人は数ヶ月先の予定を立てる人はあまりいないように思います。
というわけで、話が一向に進まずイライラが溜まり、大きなケンカの種になったり。私たちもこれで何度も大ゲンカになっています。
でも、お互いの心地よいと思うペースは違うので、お互いの真ん中くらいを取れたらいいですね。
相手がのんびりでも焦らない、ということがとても大切です。
6. 金銭感覚の違い
金銭感覚の違いに関しては、ここに書ききれないくらいのエピソードがあります(笑)。
そもそも日本人は世界一の貯金好きだそうですが、その日本人から見ると欧米人はお金を貯めなさすぎ。
私は節約大好きというわけではないけれど、一応計画的に貯金するようにしています。それだけでも守銭奴のように彼には言われます(笑)。
日本人は将来の不安からお金を貯める人が多いですが、欧米人は「今を楽しむ」文化。
社会保障が充実しているというのも大きいでしょう。
それに日本は貯蓄派が多いのに比べて、欧米は投資派の人が圧倒的に多いですね。
先日、彼も投資するんだと言って、ローンを組み、別荘を購入しました。
欧米人と付き合うなら、お金のことで冷や冷やするかも、ということは頭に入れておきましょう。
7. 相手の国で一生過ごす覚悟はあるか
将来を考え始めたとき、現実味を帯びてくるのがどこに住むか問題。二人のうち少なくともどちらかは、自分の国を離れて暮らさなくてはなりません。
自分が相手の国に住むことになるというのも十分あり得るでしょう。
食べ物や気候のこと、仕事はどうするのか、友達はできるのか・・・。
不安なことをあげれば尽きないけど、それを承知で飛び込む覚悟があるか。
勢いでいきなり行っちゃうのもアリだけど、一生に関わることなので、3ヶ月くらいお試しで住んでみて決めたりしてもいいと思います。
8. 周りにダメンズ好きなの?と言われる
いくらこの人しかいない!と自分で決めた人でも、周りに賛成してもらえないのはつらいですよね。
国際恋愛では、家族や友人など周りの理解を得られないこともあるかもしれません。
例えば、私の彼は職を転々としたり、仕事を辞めて旅に出たり、貯金が無かったり、突然大きな買い物をしたり。書きだしてみると、見事にダメンズの条件に当てはまります!
私は彼の自由な生き方が好きだけど、周りから見ると、おいおい大丈夫?と映るでしょう。それも無理もない気がします。
私は幸運にも、温かく見守ってくれる友人や家族に恵まれているのですが、たまに、いい歳して何やってるの?と冷めた目で見られることもありますが、特に気にしません。
最後に決めるのは自分ですよ。自分が幸せそうにしていたら、今はもしかしたら周囲が反対したとしても、きっといつかは分かってくれると思います。
9. 相手を見極めるのに時間がかかる ←今ここ
私が今いるのがこの段階。
超遠距離恋愛であるために、1年で一緒に過ごせる時間は多くて数ヶ月。
今まで彼とは3年間付き合ったけど、ほとんど一緒に暮らした経験がありません。
お互いに頑固で短気なので、一緒にいるときにたまにケンカになることもしばしばです。
それを反省して改めようと思っても、それを実践できるのがまた数ヶ月後。
普通のカップルに比べて進展がとても遅いです。
いくら遠距離でうまく行っていても、この先一生のパートナーとしてやっていけるのか、一緒に暮らさないと分からないことも多いと思います。
でもそれができない葛藤に悩むこともあるけれど、私たちは私たちのペースでゆっくりやっていくしかないですね。
急がないこと。国際恋愛(とくに遠距離)にはそれがとっても大事だと思いました。
10. いさぎよく諦めることも大事
私が国際恋愛を続ける上で、一番大事にしているのが、今、私は幸せか?と自分に問い続けること。
もしも今苦しいと思っている人がいたら、絶対に無理をしてほしくないと思います。
例えば、彼との関係でうまく行かないところがある。でも、私がちょっと自分を変えれば、私が少し我慢すれば、自分を抑えれば・・・。
日本人の女の子はこう思ってしまうことが多いのではないでしょうか?
私も以前はそうでした。その時期はとてもつらかったです。実は、私は彼と一回別れたことがあります。
私はどうしても彼を繋ぎ止めたかったけど、一度別れることになりました。
でも、別れてみたら、あら不思議。全然つらい思いを我慢することなんてなかったと気づきました。
それから自分の生活を楽しんでいたら、彼の方から戻ってきてほしいと言ってきました。
それからは、自分が幸せと感じられなかったら別れてやるくらいのつもりで(笑)。
なかなか難しいところもある国際恋愛なので、無理は禁物!
自分が幸せであることを最優先してほしいと思います。
おわりに
いかがでしたか?
今回は今まで私が経験して大変だったことを書きましたが、決して脅しているわけではありませんよ!
私は、悩みがありながらもやっぱりこの人と居たいなと思っているわけですので。今のところはね!(笑)
でも1000組のカップルがいれば、1000通りの恋愛があります。
なので、色々書きましたがこの記事の内容は参考程度にとどめて、自分の思うがままに進んでほしいと思います!
★ 国際恋愛の良さ ★
★ 日本の生活との両立 ★