試行錯誤な旅人生

放浪の旅から帰国した30代女。旅を続けていきたい人生と現実問題の間で、たまーに悩んで試行錯誤しながら前進(?)中。

冬だけど熱い秩父夜祭!観賞場所、見どころ、アクセス、混雑状況は?【埼玉・秩父市】

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埼玉県秩父市で、冬に行われる秩父夜祭ってご存知ですか?

夜に提灯で飾り付けられた豪華絢爛な山車が映えて迫力満点!さらに冬とのコラボレーションも!

秩父市の冬は冷えるけれど、祭りの夜はとっても熱いですよ!!

埼玉が誇る全国屈指の祭り、秩父夜祭を紹介します。

 

 

基本情報

【秩父夜祭】

埼玉県秩父市で開催される秩父神社のお祭り。京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つに数えられています。

提灯と豪華絢爛な装飾で飾り付けられた最大6基の山車が曳き回され、同時に珍しい冬の花火大会も開催されます。

毎年、12月2日(宵宮)、3日(大祭)に開催され、特に祭りの盛り上がりがピークに達するのが、3日の夜。翌朝まで賑わうことから秩父夜祭と言われています。

300年以上の歴史があり、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された、大変貴重なお祭りです。

 

日程:毎年12月2日(宵宮)、3日(大祭)

宵宮:山車曳き回しは12~16時、18~20時頃、花火は19~20時頃

大祭:山車曳き回しは9時~翌朝未明(ピークは22時頃)、花火は19~22時頃

会場:埼玉県秩父市秩父神社周辺

駐車場:約3000台分(有料)※宵宮は約700台分のみ

公式ホームページ:秩父神社

 

宵宮と大祭の違い

2日の宵宮と、3日の大祭。

宵宮は前夜祭のようなもので、大祭が本祭。祭りの盛り上がりが最高潮に達するのが大祭です。

 

主な違いは、 

・出店される屋台の数

・山車の種類と台数(宵宮は屋台4台、大祭は屋台4台+笠鉾2台)

・曳き回しのルート

・花火大会の長さと打ち上げられる花火の数

といったところ。

宵宮の方が、大祭に比べると規模が小さめになっています。

その分、宵宮の方が人が少ないので、山車を間近で見られたり、電車も空いているという良さもあります。

 

また、宵宮、大祭、それぞれちがった見どころがありますよ!

詳しくは後述していきます^^

 

鑑賞場所と見どころ!

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秩父夜祭の一番の見どころと言えば、もちろん山車の曳き回しですよね!

見せ場を見逃さないためにも、曳き回しのルートをチェックしておきましょう♪

 

【山車曳き回しルート】

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(クリックすると拡大します)

参照:ガイドマップ【秩父夜祭の情報サイト】

こちらのページには、曳き回しルートの他、山車どうしがすれ違う『すれ違い』、山車が方向転換する『ギリ廻し』など、見せ場のポイントや詳しい時間も見ることができます。

 

宵宮では、中町会所~本町交差点辺り(上の地図のピンクの四角で囲ったところ)で、『ギリ廻し』や『すれ違い』が見られるチャンスが多くなります。

 

大祭は、やはり祭りのクライマックス『団子坂の引き上げ』が見られる団子坂ですが、ここは有料桟敷席のチケットを持っていてないと入れません。

その他のおすすめは、上の地図のオレンジ色で示されている聖人通りと秩父駅前通りですが、特に人気なのが聖人通り。ここは花火と山車のコラボレーションが見られる抜群のロケーションです(ただし混雑に注意)!

 

ここで、秩父夜祭の見せ場、『すれ違い』、『ギリ廻し』、『団子坂の引き上げ』について説明しますね。

 

団子坂の引き上げ

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秩父観光協会 » 秩父夜祭

秩父夜祭の最大のクライマックス!まさに圧巻!

25度の傾斜のある団子坂を、12~20トンもある巨大な山車が一台ずつ引き上げられていきます。

 

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御旅所に山車が勢ぞろいしたところで、豪華な花火!

 

団子坂の引き上げ、御旅所は有料桟敷席からのみの観覧です。

桟敷席のチケットは毎年すぐに完売してしまうプレミアチケットですので、購入希望の方はお早めに!

 

すれ違い

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これは、宵宮でしか見られない光景です。

巨大な屋台2台がギリッギリのところをすれ違う、迫力満点の光景。

すれ違ったあとは「おぉ~」という歓声が起こります。

 

ギリ廻し

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秩父夜祭

山車が方向転換するとき、てこの原理を使って一気に方向転換するのですが、これをギリ廻しと言います。

山車が一瞬大きく揺れるので、ヒヤッとするのですが、見事に方向転換します!

 

その他の見どころ

秩父「夜祭」という名前ですが、祭りは夜だけではありません。

昼間の山車は、夜とは雰囲気が全然違います。

こちらも素敵ですので、昼間も見ておくことをおすすめします。

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夜とは違って、ちびっ子たちが乗ってる♡

 

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夕方。夜に向けて、提灯を灯す準備をしています。

 

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かつて、絹は秩父の主要産業で、秩父祭りの日は絹市が開かれ大変にぎわったそうです。その絹市が復活しました!

 

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特に大祭の日は屋台がところ狭しと並んでいたり、飲食店も多いので、ぜひ秩父のご当地グルメを味わってみてください^^

左は大きなカツが2枚のったボリュームたっぷりのわらじカツ丼、右は味噌ポテトです。

多くの店で取り扱ってます。

 

混雑状況

さて、気になる混雑状況ですが・・・・

大祭の日は、毎年20万人もの人が訪れると言われていて、とても混雑します。

特に山車の『ギリ廻し』や聖人通りなど、見せ場が見られる付近は大混雑です。

 

一方、宵宮は大祭に比べたらだいぶ空いています。

大祭と比べれば規模が小くなりますが、その分午後ゆっくり出かけられたり、山車が間近でゆっくり見られたりする特典があります^^

 

どちらの日も、外で過ごすことが多くなると思います。

この時期、秩父の夜は冷えます。

0~5℃ということが多いようですので、防寒対策はしっかりしていきましょう!

 

アクセス

秩父祭り当日、特に大祭の日は周辺が大渋滞しますので、できれば車は避けて、電車やバスツアーを利用するのが良いでしょう。

 

■バスの場合

西武鉄道・西武秩父駅または秩父鉄道・秩父駅または御花畑駅が最寄りです。

大祭の日は西武鉄道、秩父鉄道は臨時ダイヤで運行します。

宵宮の日は通常ダイヤで本数が少ないので、電車の時間には注意しましょう。

 

※秩父夜祭に合わせて、大祭の日に西武池袋線の臨時特急電車が増発されます。

西武秩父~池袋まで特急券700円ですので、事前に購入しておいた方がいいです。

帰りの電車は、通勤ラッシュ時ピークの山手線並みに混雑します!

特急レッドアロー号・S-TRAIN :西武鉄道Webサイト

 

■ 車の場合

上に貼った地図、またはこちらのウェブサイトで駐車場の位置を確認できます。

例年、早い時間に満車になるので、午前中には到着しておくべきでしょう。

駐車場リアルタイム空き情報はこちら→秩父夜祭臨時駐車場情報

 

おわりに

いかがでしたか?秩父夜祭!

冬だけど、本当に熱気を感じます。

山車は間近で見ると本当に巨大で、木でできた車輪のきしむ音が響きます。

圧倒されるほどの迫力です。

美しく、豪華絢爛で、迫力満点!

300年以上の伝統があるお祭り、ぜひ一度、生で見てみてください^^